■描写 R05025

京都アートスクール
artschool of kyoto
※課題は変更になる場合があります。
問題
  • 指示に従って手のクロッキー、親指の細密描写をしなさい。
    • 1) 手のクロッキー(2h)
    • 2) 親指の拡大描写(3h)
モチーフ
  • 自分の手
制作条件
  • 1) 手のクロッキー
    ・様々なポーズの手を描く。A3コピー紙1枚につき3〜5ポーズ。
    ・動勢を意識して描くこと。
    ・把握するための描写です。仕上がりは気にしないこと。
  • 2) 親指の拡大描写
    ・つけねの関節辺りから描くこと。
    ・線分拡大率2倍程度の大きさに描くこと。
制作用紙
  • 1) A3コピー紙5枚(クロッキー)
  • 2) 八つ切画用紙(指のデッサン)
制作用具
  • 鉛筆描写用具一式
制作時間
  • クロッキー:2h
  • 指のデッサン:3h
課題テーマ
  • 2つのアプローチにより手を把握、表現する。
解説
  • 手のクロッキー<全体から>
    通常モチーフ(静物)と手の違いとして、手が生きており、常に動いているものであるということがあります。もちろん、描いている時は、ポーズを固定しており、止まっているのですが、動きを止めるためにも筋肉は働いています。ある部分には力が入り、ある部分はゆるむ、そうした「生きた手」をとらえるためには、様々なポーズの手を、細部にこだわらず、素早く描くというクロッキーの手法が有効です。
  • 指の拡大描写<部分から>
    対象の全体を描き込む前に、その一部分をじっくりと観察して、しっかり描き込むことで、描き込むためのコツがつかめるということがあります。関節など内部構造を想像すること、皮膚の張り、ゆるみ、しわ、つや、など表面の表情を細かく観察することの両面に注意しながら、親指1本をじっくりと描き込んで下さい。

■導入動画

NET通信実技コースでも同じ課題を制作しています。NET導入動画を参考に予習をしましょう。

サイズ縮小版
同内容の動画で大きさを縮小し軽くした物です。上の動画が再生されない場合こちらを開いてみて下さい。

担当:坂口 庄平
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不明な場合は京都アートスクールまでお知らせください。

参考作例