構成と構図に関しては、導入動画を踏まえて決定できている作品がほとんどでした。ただ、ここからの微調整が重要です。各自が自分の画面を見て、美意識を持って決定する必要があります。 彩色に関しては大きく2つあります。一つは「筆の使い方」。もう一つは「色相」です。 まず、「筆の使い方」に関して。彩色の最初の時間帯は主に塗る時間帯となります。後半になればなるほど、描く時間帯となることを意識しましょう。筆を使えば鉛筆よりもより細い線を引くことが可能です。 そして「色相」に関して。鉛筆デッサン同様、モチーフの明暗を観察することが重要です。そして暗部(陰になる部分)を彩色する際に、単純な明度の変化だけではなく色相を変化させることで、より自然な表現となります。また、混色をすればするほど、画面の彩度は低くなりますので、明部(光があたっている部分)で、鮮やかにモチーフの固有色を表現することも同時に行いましょう。
担当:原田 昌典