○色の三属性 色相・明度・彩度

2、明度 
 色の明るさの度合い。色が持つ明度は、上限下限としての白から黒までの間の位置として、直線上に定義される。すべての色相には固有の明度があるが、白や黒を用いて明度をコントロールすることができる。ただし、「彩度」で説明する彩度低下が起こるなど、別の影響が出ることに対しても考慮が必要である。


無彩色の明度変化
(10段階)
有彩色の明度変化
(10段階)

・明度構成
 明度は非常に重要であり、色相構成の骨格をなしているといえる。色彩構成をするにあたって、明度の設定を確実にすることが大切である。

下の作例は01年度京都市立芸術大学合格再現作品とそのスケッチです。構図と色の設定がメモされているが、おおまかな明度構成が鉛筆をつかってなされている点に着目してほしい。明度構成は鉛筆で練ることが容易であり、必ず習慣づけたい。

←合格再現作品
↓スケッチ


・明度構成を主とした配色



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