○色の三属性 色相・明度・彩度

4、色立体
 色相は円環で、明度と彩度は直線上で定義できる。それらを全て組み合わせて、3次元的な図を作成したものが色立体である。これを用いれば、すべての色を三次元空間の中に定義することができる。色立体を理解すると、効率的に配色計画をたてることができ、色のバリエーションも増やすことができる。

図A すべての色を表現するとわかりにくくなるため、図Aでは、マゼンタの明度と彩度の変化だけを表現しているが、実際には、他のすべての色相について、同じことが起こっている。そして、その弧と中央の明度軸の間、明度軸と色相環の間にも無限のグラデーションがある。

 色立体における、各純色の高さは、色によって違いがある。例えば補色の黄色と紫の純色では、明度差は大きい。色相対比を意図した構成で黄色と紫の対比を使う場合、意図していない明度対比の方が主張してしまう場合があるので注意が必要である。

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